本物の味噌はこうして生まれた

(本物のお味噌のお話)

お味噌は1200年ほど昔に中国大陸から朝鮮半島を経て日本に製法が伝わったと
言われています。そのころのお味噌と現代のお味噌とは異なったものと考えられま
す。鎌倉時代前までは主に調味料として使われていました。鎌倉時代に食文化の
革命とも言える”みそ汁”が登場し、ご飯とみそ汁そして漬物の食事が栄養バランス
良く取られるなりました。そして後の戦国時代には味噌が保存食の代表格となり武
士の重要な食料となりました。みそ汁が好きな徳川家康が江幕府を開き江戸時代
となった江戸でお味噌を本格的に生産するようになり一般庶民にもお味噌そして
おみそ汁が普及するようになりました。

この当時、江戸では 大豆、米麹、塩で造る甘味噌がお味噌生産の主流になり
江戸で本物の味噌といえばこの甘みそをさしていました。そして関東の本物のお味
噌の代表は甘みそということになります。

ちくま 大江戸甘みそ

麹歩合12割
麹のあまさがほどよく混ざりあった
深みある贅沢なお味噌です。
(500g入)

大江戸甘みそ説明

ちくま味噌は元禄元年(1688年)にお味噌の生産を乳熊屋作兵衛が開始し、江戸
の庶民にひたしまれました。日本の食文化革新のいったんを担ったと言えましょう。
この時代のことわざに”みそ汁は不老長寿の薬””みそ汁は医者殺し”などと言われ、
みそ汁の健康維持効果を経験的に表現したそうです。まさに実感の言葉だったの
でしょう。現代の科学的解明でもみそはビタミンA.C以外のビタミンはほぼ含まれて
いる事が判っています。みその製造過程の醗酵でこれらビタミンが造られるものと考
えられています。天然の素材でじっくり醗酵、熟成させ酵素の力でビタミン、アミノ酸
などの多くの栄養素を造り出すお味噌こそが本物のお味噌なのです。

ちくま味噌の旧社名看板

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